よりそいろ

面談の録音から、
記録と書類が
できるまで。

録音を止めてから書類を確定するまでに、よりそいろの中で起きることを順に書きました。相談支援の面談でも、訪問介護や訪問看護の訪問でも、流れは同じです。AIがするのは下書きまでで、確定、承認、送信、削除は人が行います。

「きょう」の画面。利用者ごとの路線図に、人の番を示す黄色の丸が並ぶ。
録音の前

出席者を入れて、同意をいただく。

録音の前に、利用者、家族、スタッフ、関係者が何人いるかと、わかる範囲で名前を入れます。この利用者さんと、押す人は最初から入っています。録音の目的と、いつでも止められること、断っても支援の内容は変わらないことを伝え、同意をいただいてから録音を押します。同意のない録音は受け付けません。

テーブルをはさんで話す二人の手元。湯のみとせんべい、画面を消したタブレット。
00:00

タブレットを置いて、いつもの面談を。

録音中の画面には「いつでも止められます」と出ます。途中で人が来たり、抜けたり、来るはずの人が来なかったりしても、録音を止めずに「参加者」からその時刻のまま記録できます。

30:00

録音を止める。ほかに押すボタンはない。

録音が上がると、ここからはAIの仕事です。誰も何も押さなくても、このあとの順に進みます。どの段がどうなったかは残り、うまくいかなかった段はそう示して、できるところから先へ進みます。

住宅街に停めた軽自動車の車内。助手席にタブレットとトートバッグ。
文字起こし

声を、文字にする。

福祉と医療の言葉と、この利用者さんの記録にある名前を手がかりにして、音声を文字にします。音声認識は、サービス側に記録を残さない設定で使っています。聞き間違いは起きます。

話した人

誰が話したかを、見分ける。

音声認識が聞き分けるのは、声の違いまでです。その声が誰かは、録音の前に入れた出席者の一覧と話の内容から、AIが見分けます。見分けに自信のない声は「話者A」のまま残し、名前は人が一覧からまとめて付けられます。一覧にいて話さなかった人は、確かめることの一覧に出ます。一覧にいないのに話した人は、AIが足した人として一覧に加わります。

記録と図

記録を更新して、家族図を描く。

話に出たことから利用者さんの記録を更新し、家族構成図(ジェノグラム)と社会関係図(エコマップ)を描きます。どの話から入れたかは、録音のその場所に戻って聞き直せます。

よりそいろの利用者の画面。受付からモニタリングまでの路線図の下に、家族構成図と社会関係図が並ぶ。
書類

その面談に合う書類を、下書きする。

初回面談ならフェースシート、アセスメントならアセスメントの書類と計画案、モニタリングならモニタリング報告書。訪問介護や訪問看護では、その日の訪問の記録です。

本人の言葉を書く欄は、録音と見比べて、言い換えた文は言ったとおりに戻し、誰も言っていない文は消します。そのため欄が空くこともあります。まとめる欄は、まとめます。

合成音声で作った架空の30分の録音で、渡してから下書きがそろうまで約8分でした。実際の面談の録音での確認は、これから行います。

サービス等利用計画案の表。本人のニーズの欄に、本人の言葉がそのまま入っている。
経過と予定

経過記録に1行、次の予定を1つ。

支援経過記録に、その面談の行を足します。次に会う日が話の中ではっきり出たときだけ、予定表に入れます。

請求

その月の請求に、載せておく。

面談や訪問を、その月の請求に載せます。人が確かめて「確認した」を押すまで、承認はできません。加算は付けません。

確定

読んで、直して、確定するのは人。

AIがしたことと人の番は、「きょう」の画面に一つの一覧で出ます。直すのは、手でも、話しかけてもできます。AIは確定も、承認も、送信も、書類や利用者の削除もしません。確定した書類は、そのまま印刷できます。

録音について、よく聞かれること

本人の言葉は、どこまでそのまま残りますか。
本人や家族の希望、主訴、ニーズなど、本人の言葉を書く欄は、文字起こしと見比べて言ったとおりの言葉だけを残します。聞き間違いもそのまま残るので、録音のその場所に戻って確かめてください。概要や方針など、まとめる欄はまとめます。
録音は消せますか。
消せます。文字起こしを残したまま、録音だけを消すこともできます。自動では消えません。消した録音は、そこから取った言葉の裏付けにならなくなります。
文章の書きぶりは変えられますか。
設定の「AIの文章」で、かたさ、長さ、文末、事業所の文章の見本などを決められ、保存する前に試し書きで確かめられます。変えられるのは「マスタ管理」の人です。本人の言葉の欄は、設定にかかわらず言ったとおりです。
録音は、どこに置かれますか。
東京のサーバーに保管します。文章を作るAIも東京で動かしています。音声認識は、サービス側に記録を残さない設定で使っています。

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